13期連続増配の業績安定企業。DOEの目標までまだいっておらず、まだまだ増配余地あり。
企業概要
産業資材・鉄鋼資材・電設資材の製造・仕入販売、足場の工事・仕入販売・レンタルなどを行う産業資材のメーカー・商社。
指標
業績
・長期:業績は10年以上緩やかに右肩上がり。利益率は上がっていない。
・短期:直近の3Qは増収増益。価格転嫁順調。売上よりも利益のほうが伸びが大きいのは心強い。
・セグメント:売上・利益ともに産業資材が約5割、鉄鋼資材が約3割。
・中期経営計画:2026年3月期に売上850億・経常利益50億目標。
財務
・BS:流動比率は200%弱。現預金+売掛金で負債総額以上と盤石。
・キャッシュフロー:CFはほぼ毎期+--。フリーCFも潤沢。
・BPSは緩やかに積み上がり、自己資本比率はやや低下傾向だが高水準。
還元
・配当:上場来減配なし。13期連続増配中。「日経連続増配株指数」に採用。今期以降はDOE4%以上目標。現在3%ほどなので、増配余地あり。
・優待:プレミアム優待倶楽部のポイント。500株で3000ポイントから。500株からで上限1000株なので経費はそこまでかかってなさそうだけど、改悪がちょい怖い。
・自社株買い:ちょくちょくやってくれる。
チャート
・長期:ここ5年ほどは900~1200のレンジだったが、直近で上抜け気味。
・短期:ここ3か月は緩やかに上昇。
まとめ
・鉄構資材のシェアの高さ、取扱品目や取引先の多さ、小口分散販売などで業績はかなり安定している。同業他社と比べ利益率が高く、価格転嫁力もありそう。
・MAや足場事業の伸びしろ、災害時も必須の業態など業績向上もそれなりに期待できそう。
・BS、CSともに全く問題なし。BPSも徐々に積み上がっている。
・上場以来減配なし、13期連続増配は堅実な業績あってこそ。DOE4%へ向けて、これらも毎期増配していくはず。
・保守予想の企業だが、業績が安定しており期中修正も少ないので短期トレード向きではない。
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