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自己紹介

はじめして。加藤バネ男です。

40代の大阪在住の独身男性です。最近めでたく(?)退職し、無職ライフを謳歌しております。

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専業投資家ではなく無職です

株をやってるのを知っている人に「会社辞めました」と言うと、よく「専業になったんですね」と言われます。もちろん定義上はその通りなのですが、ほかの専業投資家の方々を見ると知識・スキル・資産額など遠く及ばないので、なにかいたたまれない感じがします。

残念ながら僕には彼らのような能力も資産もありませんし、10年以上株やってるのにパフォーマンスはTOPIXよりちょっといいくらい。

ただ質素倹約は得意なので、まあひとりで食ってくくらいは可能な資産はあるという程度です。もし運用に失敗したり、お金のかかることがやりたくなったらまた働くかなあくらいの感じです。

じゃあなんで辞めたの?というと、いろいろやりたいこと・挑戦したいこともありますが、何よりサラリーマンという「時間・場所・人間関係・やること全てを縛られた生き方をあと何十年もする」というのが意味わからんし、絶対嫌だと思ったからです。なので、「まあこれくらいあれば生きてけるかな」と思えるくらいの資産が貯まったら仕事はさっさと辞めようと思ってたので、実行したという感じです。

世の中には、サラリーマン的働き方が向いている人、職場の人間関係に恵まれている人、仕事にやりがいを感じている人、スキルアップやお金のために働きたい人など色んな人がいると思いますが、自分はそのどれにもなれなかったなあという感じです。

要するに、僕にとって「会社を辞めるということ」は、「時間・お金・労力・メンタルなど限られた資源を、より自分に合った配分で最適化しようという試み」の中の1つです。

このブログについて

このブログは、簡単に言うと「自分が買うかどうか検討している株」を調べ、それを書くという感じです。わざわざブログに書くのは、それをしないと怠けてちゃんと調べないからです。

ちなみに僕の買いたい株は、主に以下の3つ。

・収益バリュー
・資産バリュー
・高利回り(優待・配当)

です。
持っててもストレスが少ない、というのが一番の理由です。

個別株で勝てる人はマジですごい

(誰もが一度は通る道かと思いますが)僕も昔はテクニカル分析をやってみたり、決算書とにらめっこして電卓たたいたり、材料やタイミングを見て市場のゆがみを取ろうと会社のトイレでスマホを見ていたことも多少はありました。

実際にいろんな手法で稼いでる人はいますし、すごいなあとは思いますが、そういった人たちは例外なくある種の才能・スキルがある人です。

簿記会計や市場ルールの知識は当然として、「特定の業界に専門家レベルの深い知識がある人」、「決算の数字や企業のビジネスモデルを調べるのが三度の飯より好きな人」、「ゲームのように自分のお金をかけ、毎日自身の年収以上の資産の増減に耐えられるメンタルの人」。

そういった人たちが日夜努力し続けているのが株式市場です。実際に株の勉強会等でそういった人たちに話を聞き、近づくべく努力したこともありましたが、心が折れましたね。

「無理やん、絶対勝てへんやん…」

と、割と早く気づけたのは良かったです。

今はNISAやiDeCoなど税制面で有利な制度が使え、その優位性もある程度証明されている「インデックス投資」があるので、そちらに資金の一部を割り振っています。

初心者の方に投資の相談をされるときは、今なら絶対に個別株投資ではなく、「まずはNISAでインデックス投資」と薦めますね。

現在の投資法

とはいえ、僕個人は今も個別株投資も続けています。

それはインデックスに勝てる自信があるから。…ではなく、楽しいからです。

ゆっくりとでも、自分の思い描いたシナリオに沿って業績が上がり、それに伴って株価も上がり、儲かるというのは結構快感です。自信も付くし、自己肯定感爆上がりです。

特に株主優待はもともと好きで、投資先から現物が届くというのはうれしいんですよね。

ガストやカッパ寿司はいつでもある意味無料で食べられるし、クオカードもたくさんあるのでコンビニやマツキヨに気軽に入れます。食品の詰め合わせなんかも、届くと開封作業がめっちゃ楽しいです。

バリュー系の銘柄も、軽く分析できるくらいの知識はある(と思っている)ので、時間軸を長く取れば割と勝てる確率は高いと思います。

僕の性格的に、「現在の資産や直近の収益を参考にする手法」(資産バリューや収益バリュー)のほうが、「遠い未来の業績やチャートの形など参考にする手法」(グロースやテクニカル)よりも好きだし、腹落ちしてるので長い目で見られるというのもあります。

配当は、あると持っているときのストレスが減ります。最悪株価が1円も上がらなくても、配当の分だけ確実に資産は増えますからね。もちろん高配当だと尚いいですし、連続増配だと持っているだけで毎年配当額自体も増えるので気が楽です。

ただ、楽しい・持ちやすいだけでは勝てないので、自分が持っている才能・スキルは何か考えてみました。その中で、まあ行けるかなと思えたのは以下の2つです。

・待つ力
・そこそこでいいと思える力

「待てる」ということは「すぐに上がらない株でも持てる」ということです。長期で見ると上がる確度は高いけど、いつかはわからない株は安いです。でもそれを持ってじっと待てるなら、ほぼ勝てます。

もちろん時間効率もあると思いますが、それも含めて待てる力です。

時間効率を考え、「すぐ上がりそうな株」を選ぶとその分リスクが増え、高値掴みの危険が上がります。みんなすぐに儲けたいですから、そういう株はすでに買われていることが多いですからね。

「そこそこでいい」というのは、いわゆる「頭と尻尾はくれてやれ」というやつです。強欲になると適切に損切りできないし、利益確定のタイミングも逃します。

「すぐに買わないと乗り遅れる」、「たくさん買わないと利益が少なくなる」。それはそれで正しい部分もありますが、タイミングよくトレードできる人は一握り。

「何事も70点くらいでいいや」という感覚だと、分散投資や分割利益確定(損切り)などもしやすく、その分精神的な負担も少ないです。

「インデックスの数%の利益では満足できない」というのは、人情としてはわかりますが、それ以上のリターンを得るにはそれ以上のリスクを負うということを忘れてはいけません。

ゲームに再現性高く勝利するには、才能・努力・運のすべてが必要です。そして、それを持つ人や継続できる人は決して多くないと思いますし、自分も無理なので強欲になりすぎないように気を付けています。

もちろん、「自分ならできる!」と思う人はチャレンジすればいいと思います。

最後に

長くなったのでこのくらいにしますが、以上が僕が「すぐには上がらない株をゆっくり買う」理由です。

僕みたいな凡人でも、そこそこの利益でいいと考えるようになってから、かなり精神的にも楽になって、時間もいろいろなことに使えるようになりました。

そこそこ楽しく幸せな人生送れるので、「すぐには上がらない株をゆっくり買う」のは割とお気に入りです。ただ、おすすめはしません。99%の人におすすめなのはインデックス投資ですよ。

このブログも「自分の勉強ノート」みたいな感じで、好きな銘柄を好きに調べていくだけですので、スルーしていただいてもパクっていただいても大丈夫です。参考になるかはわかりませんし、内容に責任も持てませんが…。

こんな長い文章を最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

とりあえず自分としては「資産を増やす」よりも「幸せに生きる」というほうが大事です。

株クラ(株式投資をする人たちのコミュニティ)に長年いると、「お金を多く持っている人が正義」という価値観に染まりがちですが、お金=幸せではありませんよね。当たり前だけど。

だから「自分は億トレになれない」とわかってからは「自分にとって幸せとは何か?」そして「それを実現するための現実的なステップは?」ということを考えるようになりました。

「今の会社を辞める」「個別株投資は続ける」「NISAを活用してインデックス投資もやる」というのも幸せに生きるために考え、判断したことです。

これからも自分がどうありたいかを考え続けるので、個別株をやめたり、投資自体をやめる日がくるかもしれません。まあそれはそれでどんな景色なのか楽しみだったりします。

以上です。それでは。

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